about

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紺屋2023は、トラベラーズプロジェクト(事務局トラベルフロント)が企画・運営する3つめの建物再生プロジェクトです。期間は、2008年から2023年までの15年間。場所は福岡市中央区大名の紺屋町。昭和40年竣工のビルの17部屋には、様々な業種のディレクターが集います。「未来の雑居ビル」をテーマに、業種・年齢・国籍・民族・時間・用途・目的、など様々な要素が雑居します。これらの要素が、集合・離散しながら思考・試行を重ね、新たな価値と文化の醸造をめざします。

〈まち(社会)へのスタンス〉
紺屋2023をはじめとするトラベラーズプロジェクトは、「まちづくり」のプロジェクトではありません。私たちは、まちに「関心」を持つことは必要だけれども、誰かが「つくる」ものとは考えていません。まちは、そのまちに関わる個々の意識によって、多様性と深みのあるまちになっていくのだと思います。ある一つの方向にまちが向かうこと、ある一つの方向にまちを向かわせることは、自由と多様性を奪い、共倒れする危険をはらみ、個々の創造性さえ失わせると考えます。私たちが使う「まち」という言葉は、ほぼ「社会」と同義です。「社会」を「つくる」ことは手に余るけれど、「社会」に対して関心と意識は持つ。この「社会」をより身体感覚に近づけるため、「まち」という言葉を使っています。

〈トラベラーズ・プロジェクト〉
トラベラーズプロジェクトは、日々の挑戦を旅のように楽しむ人を「トラベラー」と位置づけ、トラベラーのための「場づくり」を目的とするプロジェクトです。「場」とは、建築など具体的なものからメディアなどの抽象的なものまで、様々な要素が交錯(クロスオーバー)する概念的な空間と時間です。その「場」の役割は、業種・役職・人種・性別・年齢・地域などの諸要素が複雑に関係し合い、個々では起こりえないような新たな出来事が生まれるための素地となることです。その「場」に参加する人は、「個」としても自立しており、互いに依存するのではなく、「個」では出来ない新たなことに挑戦する人、です。そして、その挑戦を楽しむ人がトラベラーであり、「自立した個の集合」する「場」は、トラベラーにとっての「ステーション」なのです。つまり、トラベラーズプロジェクトは、トラベラーのためのステーションづくり、とも言えるのです。

紺屋シート2020のデータはこちら→ 2020_konya_sheet

 〈年間の主なイベントスケジュール〉

4月 紺屋夜会・・・建物全体がイタリアンバールになる日
8月 紺屋サマースクール・・・入居メンバーが講師になる学校企画
11月 アニバーサリー展・・・ギャラリー周年記念展

〈about “TRAVEL FRONT”〉
オーガナイザー   | 野田恒雄/建築デザイナー
アートディレクター | 野呂英俊/グラフィックデザイナー
マネジメント    | 橋本理沙

○活動内容
プランニング業務 :建物再生企画 展覧会企画 イベント企画 アーティストインレジデンス企画 教育プログラム企画
ディレクション業務:飲食店等店舗ディレクション 展覧会ディレクション WEBサイトディレクション
デザイン業務   :展覧会やイベント等の 空間デザイン・グラフィックデザイン
制作業務     :アーティスト制作サポート 外部イベント制作サポート
フロント業務   :各種プロジェクト進行・運営・広報
コーディネイト業務:konya-gallery等を利用した展覧会・イベントのコーディネイト konya-stay等の滞在場所コーディネイト
レンタル業務   :konya-gallery, konya-stay, konya-sky,などのスペースレンタル

※2014年にそれまでの活動をまとめた電子書籍「konya-archives」を刊行しております。DLMarketより無料でダウンロードできますので、御覧ください。実費での印刷製本も可能です。http://www.dlmarket.jp/products/detail/267625 (以前のサービスDLMarketのサービス終了に伴い現在提供しておりません。)

※ホームページを2015年4月にリニューアルしました。過去の情報は以下より御覧ください。なお、一部リンク切れになっているところ等があります。随時修正しております。なにとぞご了承ください。http://konya2008-2014.travelers-project.info/