’19/11/16(土)-26(火) 七搦綾乃展 ―やまぬ潜熱を食んで
2019.11.16
11月14日(木)・16日(土)-26日(火)、アーティスト×キュレーターがオムニバス形式で美術展を行う「秋の種2019 花の歌が聴こえる時代に」がkonya-gallery、EUREKA、ギャラリー港民館の3つの会場で開催されます。
konya-galleryではキュレーター原田真紀さんによる”七搦綾乃展 ―やまぬ潜熱を食んで”を開催。
アーティストは近年、目覚ましい活躍で全国的に注目を集める若手彫刻家であり、野菜や果物など植物の枯れゆく姿のなかに生の瞬きを捉え、自然界における生と死の距離感や存在のありかを深く見つめ続ける七搦綾乃さん。今回が九州初の本格的な作品紹介となります。
”アーティスト:七搦綾乃”と”キュレーター:原田真紀”の対話から生じる現場を是非一緒に体感ください。
16日(土)は七搦綾乃さんによるトーク、ヤン・ソンイ(YANG Song Yi)パフォーマンスも有。
konya-gallery含む3会場の他、各連携会場や近隣会のアートスポットでも様々な展示が開催されています。(※フライヤーマップ参照)
芸術の秋、さまざまな表現に触れて過ごしてみませんか?
※フライヤーデータはこちら→秋の種2019 外面 秋の種2019内面
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木肌の内部に底知れぬ熱が潜む。声高に叫ぶことなく、抗うでもなく、ただそこに在り続ける。果てゆく異形の姿は内に発する熱を静かに食み、脈打ち続けている。新作を含む連作《rainbows dege》を展観。
秋の種2019 花の歌が聴こえる時代に
七搦綾乃展―やまぬ潜熱を食んで
■2019年11月16日(土)-26日(火)
■会場:konya-gallery( 福岡市中央区大名1-14-28 第一松村ビル2F)
■開場時間:13:00-19:00
■休廊日:11月20日(水)
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一木から刳りだすという。傷跡のような無数の襞や穴と、湿り気を帯びた滑らかな木肌の対比に息を飲んだ。生と死が分かち難いことを、おぼろげな現象がたしかに〈在る〉ことを、耳をすませば小さき声がこぼれ出ていることを。七搦の木彫は、ともすれば時勢に流され見落としがちな幾通りもの現象を想起させ、私は惑うばかり。果てゆく中に響く生と、この先を照らす微光を感じながら。
【原田真紀】
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■アーティスト 七搦綾乃 (NANAKARAGE Ayano)
近年の主な展覧会に「七搦綾乃 rainbows edge」(アートギャラリーミヤウチ、広島、2019)、「5RoomsⅡ ー けはいの純度」(神奈川県民ホールギャラリー、2018)、「アペルト08 七搦綾乃」(金沢21世紀美術館長期インスタレーションルーム、石川、2018)、「個展:血のつながった雫」(広島芸術センター、2018)、「BankART Life V 観光 Under 35/2017 七搦綾乃展」 (BankART Studio NYK、横浜、2017)、「第10回shiseido art egg 七搦綾乃展」(資生堂ギャラリー、東京、2016)、「対馬アートファンタジア」(対馬市、長崎、2014-2018)など。主な受賞にTokyo Midtown Award 2017準グランプリ(2017)、第10回資生堂art egg 賞(2016)、トーキョーワンダーウォール公募2014入選(2014)など。
■キュレーター 原田 真紀(HARADA Maki)
インディペンデントキュレーター。福岡出身、鹿児島在住。 元田川市美術館学芸員(1996-2003)。のちに福岡アジア美術館、九州芸文館準備室嘱託学芸員を経て、現在フリーランスで活動中。
主な展覧会企画:「立石大河亞展」(1999)、「描かれた<筑豊>」(2002)、「はじまりはここから」(九州芸文館、2013)、博多阪急ART CUBE(2013~)、「“直観”のジオラマ展」(福岡市美術館、2014)他。「ママとこどものアートじかんプロジェクト」(2008〜、福岡市、鹿児島市 他)、Asian Arts Air FUKUOKA(2016〜、福岡市他)、2018年、分野を越えた学びの場「つくる学校」(鹿児島市)をメンバーと立ち上げ、同代表。市民目線からアートや公共性を考えるプロジェクトにも傾倒中。
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【秋の種2019 花の歌が聴こえる時代に】
<会場・会期>
2019年11月14日(木)・16日(土)~26日(火)
※11月14日(木)はイベントのみ。
※作品展示は3つの会場で16日(土)より。会場により会期が異なる。
2019年11月16日(土)~26日(火)
七搦綾乃展―やまぬ潜熱を食んで
konya gallery
2019年11月16日(土)~24日(日)
I’m here /私はここにいる
(首藤マヤ、天野百恵、池田ひとみ)
EUREKA エウレカ
2019年11月16日(土)~24日(日)
Net to Net・データとして定義できない記憶
(ユン・ピルナム+キム・キョンファ)
ギャラリー港民館
3会場共通
入場無料(関連イベントは有料のものもあり)
観覧時間 13:00~19:00
休み 11月20日(水)
<企画メッセージ>
私たちはいま、個人の体験や感情が個人だけのものではなく、SNSなどを経て同じ時代に生きる人々へ広く共有され、新たな思考や行動へと繋がる世界に生きています。個の意志を伝える芸術表現を尊み、黙する種から芽が生え花が開いていくように、さまざまな表現が豊かになることを願って、プロジェクト「秋の種」を始めます。2019年は「花の歌が聴こえる時代に」をサブタイトルに、福岡市内3ヶ所で美術作品の展示やトークイベントなどを開催します。アーティストとキュレーターの濃い対話から生じる現場を一緒に体験してください。
<本展の特徴>
1)3ヶ所でアーティストとキュレーターがペアになった展示をおこないます。これらは映画のオムニバス形式のように、それぞれが独立した展示でありつつ、共鳴をみせるという意図となっています。
2)本展は同時期におこなわれる福岡アジア美術館20周年コレクション展と連携した企画となっています。また、福岡県内、長崎県内のアート企画とも連携し、アートをきっかけとした、まちあるきや旅を提案いたします。
3)展示と並んでトークやフードのイベントを随時開催し、アーティストと観客の距離を縮めます。
■企画内容、イベント
https://www.facebook.com/akinotane/posts/125578815456180
■ 連携会場、広報協力事業
https://www.facebook.com/akinotane/posts/125579032122825
■企画・運営・サポート
https://www.facebook.com/akinotane/posts/125579435456118
■まとめ 下記参照
https://artbase88.wordpress.com/…/09/04/akinotane2019_gaiyo/
★アーティストとキュレーターのプロフィール
https://docs.google.com/…/11i7ENtJ8e2_B-S4z6C0ctqd_XT…/edit…
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